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再生・・・・・ Rebirth      2004年8月1日

 かねてからネパールでは手すき紙原料のロクタ(ジンチョウゲ科の常緑低木)がなくなってきているとの話しを聞いていたことから、私は昨年春、自分の目で確かめようと思い立ち、ヒマラヤ・ロクタ産地に出向いてみました。
 手すき紙産業は世界じゅうからの需要によって、わずか20年ほどでネパールの多くの人々の大切な収入源と成りえましたが、その一方でこれは、過度の乱伐によるロクタの消滅、そして製紙過程における環境汚染を引き換えにしてしまったことを目の当たりにしました。

 しかし手すき紙産業は今となってはネパールの輸出品目の第3位を占めており、ほとんど観光にしか頼れないネパールにとってはとても重要な産業です。その時私はこのロクタの森に入ってこんなことを感じました。
「ここにこそ本当の『大切なもの』があるのではないか。人間が生きるための多くの産業の発信がこういうところにあるのだ」と。
 
 地球から芽吹く声は、本来絶えることはないものです。そして私は、これに関わってきたいち事業者の責任として、地球人の一人として、ロクタを再生する決心をしました。自然循環を元に戻すこと、山の民が自分たちで森の財産を大切に育てて生活に自信をつけていくこと、ネパールの人々がロクタを愛する気持を育むこと。私はこれらの活動をヒマラヤの村人とともに一緒に歩みながら始めました。ネパールでロクタを採取する人から、こうした手すき紙商品を買って下さる世界中の人々まで・・・ ロクタを中心にしてみんなが同じ土壌に立ち、地球の産物のドラマのすばらしさに共感しあい、貴重な自然の恵みを感じていただければと願います。
 
 昨年秋、一般のお客様からこのようなことを言われたのです。「このカレンダーを飾っている時のしあわせな気持が、作ってくれているネパールの人に伝わればうれしい」 私は早速、ネパールの村人にこのことを伝えたところ、こんな言葉が返ってきました。
「私たちも日本の人たちが喜んでくれるのがとてもうれしい。これからは私たちもロクタを大切に育ててたくさんの人に届けたい。」 
 工業製品が出回って、モノそのものに意味あいがなくなってきた時代、ゆいガイアは一つひとつ手づくりされたぬくもりあるものを通して、地球のすばらしい宝物とそしてそれに共鳴しあった気持を多くの方々の心にお届けする「かけ橋」になりたいと願っています。
〒259-0201神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴208-2  
ゆいガイア 井林昌子
(特定非営利活動法人ヒマラヤ・ロクタの森 代表)



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