YuiGaia

　一年に一度のこのページに、書き記したいことは山のように。
たくさんのことが変わっていき、私自身についても、この先にある未来を考えるトキ。

命は、かけがえがなく、尊く愛しい。
どの人にとっても、一人ひとり、この世に生を与えられたことの奇跡があって、
それまで生きてきた大切な人生があることと思う。
世界中、毎日理不尽で無常な傷つけ合いが繰り返されるのに…、
それでも、それぞれの日常が続いていく。
折り合いをつけて前を向いていくって、むずかしい。

世界で起こっていること、私に起こっていること。
張り裂けそうな苦しみに悶える中で願うことは、シンプルなことで大切なこと…
人にやさしい人でありたい。人のこころに寄り添える人でありたい。
この先、どの空の下にいたとしても。
おたがいが想い合えば、悲しみはよろこびに変えられる。

私自身、心が折れそうになった時、
じぶんに自信を無くした時、
苦しみに押しつぶされそうになった時、
いつもあたたかく包み込んでくれるのは、私自身を求めてくださる人々の「想い」。
どれほど、大きなちからとなっていることでしょう。
ゆいガイアを続けて２５年。ずっと、ずっと、皆さんにささえられてきました。
生きることって、すばらしい。そう思えるようになりました。
今のままでいいんだ、と。
みなさんのぬくもりのある想いのおかげで、私の命は育まれました。
本当に、本当に、心から感謝のきもちでいっぱいです。
これまでも、これからも。

木村弓さんの歌「いつも何度でも」　
聴くたびに、涙がこみあげて奥深い勇気を与えられる

・・・

繰り返すあやまちの
そのたび　ひとは
ただ青い空の　青さを知る
果てしなく　道は続いて　見えるけれど
この両手は光を抱ける

・・・

すとんと、心に落ちてくるんです。言葉が。たましいが。

「こなごなに砕かれた鏡の上にもあたらしい景色がうつされる」
いつも、このくだりで　胸がわーっとあつくなる。

ゆめは　今もめぐりて　忘れがたきあの風景の地に、
じぶんを大切にできるあの場所へ、
そろそろ帰るトキが来たのかな。
どこにいても、こころはおなじ。

世界じゅうの尊い命が、きっと、守られますように
すべての人の心に、あたたかな希望の光がさしますように

　　　　
　　　　　　　　　　　　　　ゆいガイア　井林昌子